読書メモ その1
司法書士業務としてのためになるお話はいろんな先生がブログでされているので、そちらのほうは各先生方におまかせして読んだ本の感想とか自分用の備忘録的な感じで書いてみることにします。
カテゴリ【読書メモ】として細々と続けていこうかなとは思っておりますが、自分があとで内容確認したい用程度のものであることとネタバレ等ご了承ください。
では第一弾
屍人荘の殺人/今村昌弘
漫画や映画版とかあるらしいですが、原作の小説です。
ミステリー愛好会会長「明智」と主人公「葉村」、謎の美少女「剣崎」が大学の映研合宿兼コンパに参加するために行った紫湛荘において事件に巻き込まれる。
内容的にはゾンビ×クローズドサークルミステリーといった形。
明智は序盤で静原という女性を助けてゾンビにやられる。
自分をかばって明智が死んでしまった償いをさせてほしいという静原に対し、葉村は「自分の思うとおりに生きて欲しい」と伝える。
3人の死亡者を出した後で剣崎の推理により犯人は静原ということがわかるが、先輩の復讐の為に犯行に及んだという静原の犯行は完遂、明智さんは復讐のための殺人者かばってゾンビに殺され、主人公葉村の償い不要の言葉により犯行は継続、犯行完遂するまで推理は完成せず、犯人の静原はゾンビに襲われゾンビ化前に自殺して終了という散々たる内容にて事件が終わる。
・犯人(静原)の標的
「出目」ゾンビにやられ死亡
「進藤」ソンビになった自分の彼女に殺され死亡
「立浪」静原によりゾンビに殺される+ゾンビ状態でさらに静原に殺される
「七宮」静原により毒殺
自分が後で内容確認できるために↑こんな雑な書き方してますが、ゾンビ×クローズドミステリーというミステリー亜種なお話は個人的には普通におもしろかったので、結末以外の部分が気になる方は読んでみてください。
ちなみに、シャーロックホームズとか好きでちっちゃい時からちょこちょこ推理物読んでるつもりだったのですが、殺人の「犯人」「方法」「動機」のことを「フーダニット」「ハウダニット」「ホワイダニット」と言い換える推理用語があることをこの本で初めて知りましたww