君と会えたから・・・/喜多川康
本屋の息子で17歳の主人公「ケイスケ」。
本を探しにケイスケが店番する書店へやってきた「ハルカ」という女性と出逢い仲良くなっていく。
ハルカは自分が父から教わっている人生についての考え方などの内容について教えてくれるという。
ハルカは父親とは離れ離れで母親と生活しているおり、もう少ししたら父親のところに行くことになるかもしれない。母親が心配性なので午前中の少しの時間しか逢えないということなどを伝えられる。
そしてハルカが父親から教わった①〜⑦のことについて教わっていく。
ハルカが父親のところにいくことになったという話を聞き、ケイスケは自分のハルカへの好意だけでも伝えておこうと思いハルカの家へ向かう。そこで母親からすべてのことを伝えられる。
ハルカの父親はハルカが生まれてすぐに亡くなったこと。
父親は生まれてくるハルカのためにさまざまな教えを書いた日記のようなものを残しており、人生に迷った時にはその父親が残した日記と会話しながらハルカは成長してきたこと。
ハルカはある病気にかかっておりもう長くないこと。
弱って床に伏せているハルカと話をし、ハルカが父親の残してくれた教えを実践してきたように、自分はハルカから教えられたことを大切にこれから先実践していくことを約束する。そしてハルカが亡くなるその日まで毎日見舞いに来ることを約束した。
しかし、ハルカにその明日がやってくることはなかった。
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①自分の欲しいものを知る:ライフリストを作る
紙に自分が行ってみたいところ・できるようになりたいこと・将来やってみたいことや達成したいこと、なんでもいいからどんどん書き出していく。はっきりしたものじゃなくてもいい。ちょっと興味があるとか、こうなるといいなみたいなものでよい。できそうとかできなさそうとかを考えてはダメ。どんな大きな夢でも小さな夢でもいいからどんどん書いていく。60個が目安。
②夢を実現させる方法を知る:二枚目のライフリストを作る
一枚目のライフリストは自分の人生においてほしいものを知るために書くもの。あくまでも自分自身を知るために書くもの。そして、二枚目のライフリストは、それを実現するための具体的行動のリスト。つまり、そこに書いてある内容を実行すれば、夢はかなうという行動リスト。そして、二枚目のライフリストには、自分の人生の中で他の人にやってあげたいことを書いていく。
要するに「GIVEのリスト」と「TAKEのリスト」を作るという事。
二枚目のライフリストを実現するような毎日を送ることによって、一枚目の内容を同時に達成することができる。
③経済的成功の真実を知る
「円」の本当の読み方はありがとう。
欲しいものを手に入れるためにお金を払っているのではない。それに携わった人に、「ありがとう」を届けているのだ。
という事は、お金を儲けるという事は「ありがとう」を集めるという事。
もっと人の為になる方法はないかな、もっと喜んでもらえる方法はないかなってどんどん自分の仕事に工夫をしていくことになる。
④魅力あふれる人になる
⑤手段を目的にするな
ある職業に就くという事は、自分の夢を実現するための一つの手段を手に入れるという事でしかない。
飛行機に乗れないからといって目的地に行くこと自体をあきらめるな。
⑥できないという先入観を捨てる
「自分は賢いから、やってもダメなことは分かっている。それをいつまでもやろうとするのは学習能力のないバカのやることだ。」といって昨日までできなかったことを理由に、自分は一生それができない人間だと決めつけてしまう。昨日までできなかったという事実が、今日もできないという理由にはならない。
⑦人生において決してできないことなどない