ザ・コピーライティングー心の琴線にふれる言葉の法則/ジョン・ケープルズ
広告業界の聖書とまでよばれる書籍で、現在でも絶賛され続けている古典本。
メンタリストDaiGoが10倍の価格であっても買って手元に置いておくべき本と絶賛していた書籍でもある。
この本の中で筆者が言いたいことは
「とにかく広告の効果をはかるテストをしなさい」
という事につきる。
その上で広告の効果を出す方法にこんなものがありますよと書いていっているが、
広告には絶対の正解はなく、ほんとに小さな要因で結果が真逆になってしまうこともある。
だからとにかくテストしなさいということであった。
広告の要素として
①見出し
②コピー(内容)
③ビジュアル
④レイアウト
と分けて考えることができる。
①の見出しについては「広告は見出しが命」という章があるほど筆者が重要視しているもので、
「メリットを必ず盛り込む」「新情報を見出しで大々的に伝える」「好奇心を新情報をメリットと組み合わせる」「ネガティブワードを使わない」「手っ取り早く簡単に、ただし信頼できる内容で」の5つのルールを取り入れることが重要とされている。
②のコピーについては冒頭部分が最も大切である。
しかし、冒頭部分は書き出しであり難しく感じる部分でもある。
そこで、友達に手紙を書くつもりで、「言ってはいけないこと」「宣伝上言わなければならないこと」をまずは忘れ、とにかくなんでもいいから書き始めることで対処できるとしている。
また冒頭部分は、1.短くする2.見出しで言った内容を続ける3.利益となることを短い言葉で伝える。というルールを外さなければ効果的な冒頭部が書ける。
③のビジュアルとしてはイラストよりも写真がよく、
効果的な写真例として
⑴商品写真
⑵商品使用例の写真
⑶商品を使っている人の写真
⑷商品を使って得られる物事の写真
としている。
さらに写真は宣伝商品とつながるものである必要があり、なにより人の顔が売上アップにつながる。
④のレイアウトとして重要なことは「芸術性は二の次」で良いということ。
見出しは大きく迫力のある書体で、コピーはとにかく読みやすさ重視で。
また何度も繰り返し使うことで消費者に自社ロゴを覚えてもらう必要があるので、ロゴは省かない方が良い。
で、
①②③④を効果的に用いて、何個か作って広告ごとに識別番号等をつけて効果測定できるようにした上で、とにかくテストしてくださいとゆー事でした。
かなり具体的な事まで書いてある本であり確かに聖書的な扱いもわかるが、やはりこれに現代の状況を踏まえた内容が書いてある最新のコピーライティングの内容を取り入れて使うというのがベストかなとは感じる。